コウモリ駆除の完全ガイド|見分け方・侵入口・追い出しの時期・費用相場・法律まで

- 家に住み着くのはアブラコウモリ1種。1〜1.5cmの隙間から群れで入り、軒下に5mmのフンが毎日増える
- 捕獲・殺傷は法律で禁止。できるのは「追い出し→全侵入口の封鎖→清掃」で、適期は4〜6月と9〜10月
- 7〜8月は飛べない子が残るため塞がない。冬眠期(11〜3月)は追い出しが効かず、調査と封鎖の準備に充てる
夕方、家のまわりをヒラヒラと飛ぶ小さな影。軒下や室外機の上に、掃除しても翌日には増えている黒い粒。
「コウモリだと思う。でも捕まえていいのか、いつ・どうやって追い出せばいいのか分からない」
……この記事は、その疑問を一次情報と自治体の案内をもとに順番に解決します。
先に結論を言うと、コウモリは許可なく捕まえることも殺すこともできません。できるのは「追い出して、入り口を塞ぐ」だけで、しかも効く時期(4〜6月・9〜10月)と、やってはいけない時期(7〜8月の子育て期・11〜3月の冬眠期)がはっきり分かれています。
見分け方 → 侵入口 → 放置リスク → 時期を選んだ追い出しと封鎖 → 法律 → 費用の内訳 → 業者の選び方の順に、今の季節に何をすべきかまで落とし込みます。

夕方になると、軒下から小さな影が飛んでいくの…何から始めればいいのかな?

大丈夫です。コウモリは時期選びがすべてです。いつ気づいたかで、今やることが変わりますよ。

季節もチェックだね!大切なおうちを守るよ!
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コウモリとはどんな動物?——生態と被害を30秒で把握

| 分類 | ヒナコウモリ科の小型獣(夜行性)。家に住み着くのはほぼアブラコウモリ(イエコウモリ)の1種 |
|---|---|
| 大きさ | 体長4〜6cm・体重6〜9g程度。 1〜1.5cmの隙間から出入りできる |
| 習性 | 換気口・戸袋・瓦の下・外壁の隙間などに 数頭〜数十頭の群れで住み着く |
| 食べ物 | 蚊・ユスリカなどの小さな昆虫。夕方に建物の周りを飛び回って捕食する |
| 多い地域 | 全国の市街地。住宅街で見かけるコウモリはほぼこの1種で、都市部の建物に適応している |
| 活動時期 | 11月〜3月頃は冬眠。 春〜秋に活動し、6〜7月に屋根裏などで出産して群れが増える |
🔊 音が出ます。周囲や音量にご注意ください(初期音量は50%です)
※実際の声は人には聞こえない超音波のため、聞こえる高さに変換した録音です(アブラコウモリと同属の近縁種)
出典:Freesound「Soprano Pipistrelle」iainmccurdy(CC0・10秒に短縮/音量調整)
■ コウモリ対策の適期カレンダー
追い出しの適期(4〜6月・9〜10月) 追い出しに不向きな時期(7〜8月=出産・子育て期/11〜3月=冬眠期)
コウモリによる主な被害

大量のフンによる被害
ねぐらの下に毎日フンが積もっていくのがコウモリ被害の典型。軒下・ベランダ・屋根裏に堆積し、悪臭やシミ、建材の傷みの原因になる。

ダニ・雑菌など衛生被害
乾燥したフンは崩れて粉じんとして舞い、カビ・雑菌の温床に。コウモリの体に付くダニが室内に入り込む二次被害もあるため、清掃・消毒までが対策になる。

騒音・群れの拡大
壁の中や天井裏から「キィキィ」という鳴き声やカサカサという音が続く。群れで住み着き毎年出産で数が増えていくため、早めの追い出しが重要。
■ コウモリかも? 30秒セルフチェック
- 夕方、家の周りをヒラヒラと不規則に飛ぶ小さな影をよく見かける
- 軒下・ベランダ・室外機まわりに5mm前後の細長い黒いフンがまとまって落ちている
- 同じ場所のフンが掃除しても毎日増えていく
- 天井裏や壁の中から「キィキィ」という鳴き声・カサカサ音がする
- 換気口・戸袋・瓦のまわりに1〜2cmの隙間がある
2つ以上あてはまる場合、コウモリが住み着いている可能性があります
コウモリは鳥獣保護管理法の対象のため、許可なく捕獲・殺傷することはできません。対処できるのは「追い出し+侵入口の封鎖」までなので、まずは無料調査で住み着いている場所と侵入口を特定するのが近道です。
自治体も注意喚起——出産は7月頃・冬眠は11〜3月という生態が対策を決める
前橋市の案内によれば、家に住み着くのは日本のコウモリで唯一、人家をねぐらにするアブラコウモリ(イエコウモリ)です。活動期は春〜秋の夕暮れ時で、出産は初夏の7月頃に1回2〜3頭、冬は11月頃〜4月頃まで冬眠します。侵入経路として挙げられているのは窓やドアの隙間・換気口や通気口・エアコン配管の隙間・屋根と壁の隙間。
朝倉市(環境課)は、アブラコウモリが1頭で1日に約500匹の虫を食べる益獣でもあること、野生個体には病原菌が付着している可能性があるため素手で触らないこと、そして市は捕獲・駆除を行わないため自分の管理地は自分で防除する必要があることを明記しています。

出典:前橋市「コウモリについて 市街地にも姿を現します」/朝倉市環境課「コウモリについてのお知らせ」
この生態が、コウモリ対策の考え方をすべて決めます。追い出しが効くのは出入りが活発な時期だけで、子育て期に塞げば飛べない子が屋根裏に残り、冬眠期は忌避剤を使っても動きません。「気づいた時にすぐ塞ぐ」ではなく、「時期を見て一気に済ませる」のがコウモリの正解です。
本当にコウモリ?似た動物との見分け方

小さな黒いフン、ネズミのフンとどう見分けるの?

コウモリのフンは5mm前後で、乾くと指で崩れて粉になります。ネズミのフンは硬くて崩れません。

鳥のフンとはどう違う?

鳥のフンは白い尿酸が混じりますが、コウモリは真っ黒です。線状に溜まっていたら、その真上が出入り口ですよ。
壁の中や軒下の音、小さなフンの正体はコウモリだけとは限りません。ネズミ・スズメなどの小鳥・ハトは音やフンが似ていて、取り違えると対処法も法律上の扱いも変わります。コウモリとネズミはフンの大きさと落ち方で、鳥とはフンの質で見分けられます。
鳴き声と羽音——「キィキィ」と壁の中の「カサカサ」
コウモリが飛ぶときの超音波は人には聞こえませんが、ねぐらでは「キィキィ」「チッチッ」という小さな鳴き声が壁の中や天井裏から聞こえます。夕方の出入り時には「バサバサ」という羽音や、外壁の隙間で「カサカサ」と体をこする音がします。ネズミのようにかじる音はしません。
決定的なのは夕方に建物のまわりを不規則に飛ぶ姿。日没前後に軒下から次々と出ていくなら、そこがねぐらです。
フンの特徴——5mmの黒い粒が「同じ場所に毎日増える」
コウモリのフンは5mm前後の細長い黒い粒で、ねぐらの真下に毎日積もっていくのが特徴です。ネズミのフンより一回り小さく、虫を食べているため乾くと指で崩れて粉になり、光る虫の殻が混じります。ネズミのフンは硬くて崩れません。
鳥のフンは白い尿酸が混じって「白と黒」ですが、コウモリのフンは真っ黒です。軒下・換気口の下・室外機の上に黒い粒が線状に溜まっていたら、その真上に出入り口があります。
痕跡——出入り口の黒ずみと尿のシミ
コウモリは足跡を残しませんが、出入り口の周りが体の脂で黒ずみ、外壁に尿の筋状のシミが付きます。換気口・戸袋・瓦の隙間のまわりにこの汚れがあれば、そこが侵入口です。夕方にその場所を観察すると、出ていく個体で確認できます。

見分け早見表
| コウモリ | ネズミ | スズメ・小鳥 | ハト | |
|---|---|---|---|---|
| 見た目 | 体長4〜6cm・夕方に飛ぶ | 体長15〜20cm・尾が長い | 昼間に飛ぶ・さえずり | 全長33cm・「クルックー」 |
| 音 | 「キィキィ」・羽音・カサカサ | 「カタカタ」「カリカリ」 | 朝のさえずり | 早朝の鳴き声・羽音 |
| フン | 5mm・真っ黒・崩れて粉 | 1cm・硬い・散らばる | 白と黒が混じる | 白と緑の軟らかいフン |
| 活動 | 夕方〜夜。冬は冬眠 | 夜。一年中 | 昼 | 早朝〜昼 |
| 侵入口 | 1〜1.5cm | 2.5cm | 軒下・換気口(2〜3cm) | 隙間ではなく室外機の裏・手すり |
| 法律 | 捕獲・殺傷は禁止 | 許可なく駆除できる | 捕獲は禁止 | 捕獲・卵の撤去は禁止 |
「音はするけれど正体がまだ絞れない」という段階なら、6獣種を横断して判定する記事も用意しています。
→ 屋根裏の物音の正体は?獣種別の見分け方
どこから入る?侵入口の特徴と場所
アブラコウモリは1〜1.5cm、鉛筆の太さほどの隙間があれば出入りできます。頭が通れば体も通る点はネズミと同じですが、コウモリは外壁の高い位置に、群れで、毎年同じ場所に入るのが特徴です。数頭〜数十頭が同じ隙間を使うため、出入り口は1〜2箇所に絞られることが多く、見つけられれば対策は進めやすい動物です。
侵入されやすい7箇所
- ①換気口・通気口・換気フード:格子の隙間、網の破れ。最も多い侵入口(前橋市も注意喚起)
- ②戸袋・雨戸の裏:戸袋の内側は暗く狭く、コウモリの好む環境
- ③瓦の下・屋根の隙間:瓦のずれ、棟の隙間から屋根裏へ
- ④外壁のひび・サイディングの継ぎ目:目地の劣化、コーキングの剥がれ
- ⑤エアコン配管の隙間:貫通部のパテ劣化(前橋市が挙げる経路の1つ)
- ⑥シャッターボックス・雨戸の戸袋上部:ボックスの内側にぶら下がる
- ⑦軒天の隙間・破風板の継ぎ目:軒下に黒いフンが線状に落ちていれば真上を疑う

侵入口の見つけ方——夕方の観察とフンの位置
最も確実なのは日没の30分前から家の外で待ち、出ていく場所を見ることです。フンが線状に落ちている場所の真上、外壁が黒ずんでいる隙間が候補です。日中は隙間に懐中電灯を当てると、ぶら下がっている姿や光るフンで確認できることもあります。
ただし2階の外壁や屋根まわりは転落の危険があるので、はしごで見える範囲まで。高所の特定と封鎖は、無料の現地調査を使うのが安全です。
放置するとどうなる?被害の進行
コウモリの被害は「フンが落ちる」から始まり、「臭い・粉じん」「群れの拡大」へ進みます。毎年7月に出産して数が増えるので、1年放置すると規模が変わります。
| 経過 | 起きていること | 目に見えるサイン |
|---|---|---|
| 〜1週間 | 数頭が隙間をねぐらにし始める | 夕方の飛翔、軒下にフンがぱらぱら |
| 〜1か月 | ねぐらとして定着。フンが毎日積もる | フンの堆積、壁の中の鳴き声、外壁の黒ずみ・尿のシミ |
| 〜半年〜1年 | 7月の出産で群れが増える。フン尿で断熱材・天井板が汚損。ダニ・悪臭 | 複数の出入り口、室内への臭い、乾いたフンの粉じん、ダニの発生 |

建物への被害——フンと尿が外壁・断熱材を傷める
ねぐらの下には毎日フンが積もり、外壁や軒天に尿の筋が残ります。屋根裏に入られると断熱材や天井板がフン尿で汚損し、交換が必要になります。フンは乾くと軽く、風で舞って周囲に広がるため、掃除しても掃除しても終わらない、という状態になります。
健康への影響——粉じんとダニ、素手で触らない
乾燥したコウモリのフンは崩れて粉じんになり、吸い込む形で健康への影響が指摘されています。掃除のときはマスクと手袋を着け、フンを濡らしてから回収してください。コウモリの体に付くダニが室内に入る二次被害もあります。朝倉市が案内するとおり、野生のコウモリは病原菌を持つ可能性があるため素手で触らないのが原則です。弱った個体を見つけても、厚手の手袋で外に出すか、業者や自治体に相談を。
群れの拡大——毎年7月に増える
アブラコウモリは7月頃に1回2〜3頭を出産し、群れは毎年大きくなります(前橋市)。数頭の段階で追い出せば1〜2箇所の封鎖で済みますが、数十頭に増えると出入り口も複数になり、フンの清掃範囲も広がります。「秋に気づいたら春の適期に、春に気づいたら6月までに」が費用を抑える目安です。
出典:前橋市「コウモリについて」/朝倉市環境課「コウモリについてのお知らせ」
自分でできる対策と限界——時期を選んで「追い出し→封鎖→清掃」

見つけたらすぐ隙間をふさいじゃえば、それで解決だよね?

7〜8月は子育て期で、塞ぐと飛べない子が残ります。11〜3月の冬眠期も、塞げば中で死んでしまいます。適期は4〜6月と9〜10月です。

ふさぐ前に気をつけることは?

2〜3日続けて、夕方に出入りが無いことを確かめてからです。1頭でも残っていれば、中で死んで腐敗臭の原因になります。
コウモリは捕獲できないため、自力対策は①時期を選ぶ → ②追い出す → ③1cm以上の隙間をすべて塞ぐ → ④清掃・消毒の4ステップに限られます。順番と時期を間違えると、飛べない子が屋根裏に残って死ぬという最悪の結果になるため、ここだけは守ってください。
①時期を選ぶ——適期は4〜6月と9〜10月
追い出しが効くのは出入りが活発な4〜6月と9〜10月です。7〜8月は出産・子育て期で、親を追い出しても飛べない子が残ります。11〜3月は冬眠期で、忌避剤を使っても動かず、塞げば中で死にます。冬に気づいた場合は、調査と封鎖の準備だけ進めて、春に一気に追い出すのが正解です。
②追い出し——忌避スプレー・燻煙剤は「夕方に出た後」
換気口など手の届く場所はコウモリ用の忌避スプレー(ハッカ油などの成分)を吹きかけ、天井裏は燻煙剤や忌避スプレーで侵入口から追い出します(前橋市の案内)。朝倉市は、蚊取り線香での燻し出し、強いライトでの誘導、CDやアルミ箔を吊るして超音波を乱反射させる方法を挙げています。
ポイントは夕方に群れが出ていった後に行い、出口を開けたままにすること。中にいる状態で燻すと、逃げ場のない個体が奥に入り込みます。
③侵入口の封鎖——1cm基準で、全部出たのを確かめてから
追い出した翌日以降、鉛筆が入る隙間をすべて塞ぎます。材料はパテ・シーリング材で埋めるか、金網や目の細かい防鳥ネットで覆います(前橋市)。換気口は通気を保つため金網で、戸袋やシャッターボックスは隙間テープや板で。
塞ぐ前に、2〜3日続けて夕方に出入りが無いことを確認してください。1頭でも残っていれば、中で死んで腐敗臭の原因になります。

④清掃・消毒——濡らして回収、粉じんを立てない
フンを残すと臭いが仲間を呼び、ダニの発生源になります。①マスク・手袋・長袖で防護 → ②フンに水や消毒液を霧吹きして湿らせる → ③ちりとりで回収して密閉廃棄 → ④次亜塩素酸や消毒用アルコールで拭き上げ → ⑤ダニ用殺虫剤。乾いたまま掃くと粉じんが舞うので、必ず湿らせてから。天井裏の断熱材まで汚れている場合は交換が必要で、業者の領域です。
やってはいけないこと
- 7〜8月に隙間を塞ぐ:飛べない子コウモリが取り残される。各自治体・各社が共通して警告
- 冬眠中(11〜3月)に燻煙剤を使う:動けず効かない。中で死ぬと腐敗の原因に
- 素手で捕まえる・追い払う:捕獲は法律違反。咬まれると感染症のリスク(朝倉市)。厚手の手袋か業者へ
- 中にいる状態で出口を塞ぐ・燻す:奥に逃げ込んで出てこなくなる
- 乾いたフンをほうきで掃く:粉じんを吸い込む。必ず湿らせてから回収
寄せ付けない予防——隙間と照明
一度封鎖した後も、毎年春に換気口の網・戸袋・配管まわりの隙間を点検してください。コウモリは前年のねぐらに戻る習性があり、封鎖が劣化すると再侵入します。もう1つは屋外照明。虫が集まる灯りの近くはコウモリの餌場になるため、必要のない夜間の照明を減らすか、虫が寄りにくい波長の照明に替えると寄り付きが減ります。
出典:前橋市「コウモリについて」
自力対策の限界はどこか
自分でできるのは「手の届く範囲の追い出しと封鎖」までです。2階の外壁・屋根まわりの侵入口の特定と高所での封鎖、群れが出きったかの見極め、断熱材の交換、再発時の保証は業者でなければ担保できません。コウモリは「塞ぎ漏れた1cmの隙間から翌年戻る」のが最も多い失敗で、その間にフンと群れが増えます。高所に出入り口があると分かった時点で、無料調査に切り替えるのが安全で結果的に安く済みます。
まずは自分でできるコウモリ対策グッズ
この欄の商品リンクは、Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイトを利用しています(PR)。
上の「自分でできる対策」の手順(①時期を選ぶ → ②追い出し → ③侵入口の封鎖 → ④清掃・消毒)に沿って、メーカーがコウモリ用と明記している市販品と、清掃時の防護に使うマスクを並べました。商品の説明はメーカー公式の情報の要約です。消毒剤は、屋根裏での使用をメーカーが用途に挙げている商品が見つからなかったため載せていません。10商品の比較表と選び方はコウモリ対策グッズおすすめ10選にまとめています。
コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲・殺傷できないため、追い出し・侵入防止・清掃の道具だけを選んでいます。
追い出しと封鎖は4〜6月と9〜10月に行ってください。7〜8月は出産・子育て期で、親を追い出しても飛べない子が残ります。11〜3月は冬眠期で、忌避剤を使っても動かず、塞ぐと中で死んでしまいます。
イカリ消毒 スーパーコウモリジェット 420mL
②追い出し|すき間・屋根裏用スプレー
すき間や屋根裏にいるコウモリを、天然ハッカ油の強いハッカ臭で追い出すスプレーです。強力ノズルで遠くまで噴射でき、約45秒で全量が出ます。効果は約3〜6時間(生息状況・使用環境により異なる)で、長く防ぐには「コウモリいやがる袋」との併用をメーカーが案内しています。
メーカーの注意:屋根裏などで使い、室内では使いません。火気を避けます。目や粘膜を刺激するので、保護マスク・手袋・保護眼鏡の着用がすすめられています。夏場は繁殖期で感受性が弱まるため、春や秋の使用をメーカーのQ&Aもすすめています。
フマキラー コウモリバリア 450mL
②追い出し|玄関・軒下・戸袋用スプレー
コウモリが嫌がるメントールの冷感刺激で、住みついているコウモリを追い出し、寄せつけないとするスプレーです。メーカーは、使用方法どおりに処理した場合に最大24時間持続するとしています(材質・使用環境により異なる)。除菌成分配合で、すき間に向くロングノズルと逆さ噴射に対応し、戸袋などにも吹き付けやすくなっています。
公式ページに詳しい使用上の注意の掲載がないため、購入後に製品の表示を確認してから使ってください。
イカリ消毒 コウモリいやがる袋(50g×2袋)
追い出し後の補助|置く・貼る忌避剤
ハーブの香りでコウモリの侵入を防ぐ、置く・貼るタイプの忌避剤です。天井裏・床下・侵入口・被害箇所に置き、天井裏・床下では1畳あたり2〜4個を分散して置くのが目安です。効果は約2週間〜1か月(使用状況により異なる)で、メーカーは「近づきにくくする補助製品」と位置付けています。
メーカーの注意:臭いが強いので、室内での使用はすすめられていません。塗装面を傷つけることがあります。スプレーと併用する場合は、袋を先に設置します。
SHIMADA コウモリ寄せつけない 忌避剤
②追い出し・予防|置き型の忌避剤
ハッカのニオイでコウモリを寄せつけない、コウモリ専用の置き型の忌避剤です。効果の目安は、本体のアルミシートをはがしてから約2か月です(設置環境により変動)。中身は小袋3袋で、取り出せば狭いすき間にも置けます。
メーカーの注意:自動車など塗装したもの・プラスチックの上には置きません(ニオイ移り・色移り・塗装の傷み)。小児やペットの手の届かない場所に保管し、高い所に設置するときは十分に注意します。個体差で効果の程度が違います。
イカリ消毒 防鼠金網ハード(線径1.0mm)
③侵入口の封鎖|換気口などに貼る金網
ネズミやコウモリ、小動物の侵入経路をふさぐための亀甲金網で、メーカーの対象にコウモリが明記されています。線径1.0mmで、換気扇などの外側に貼り付ける使い方がメーカーのQ&Aですすめられています。金網なので通気性があり、通気を保ちたい換気口にも使えます。
メーカーの注意:設置するときは革手袋を着けます。スプレーなどで追い出した後に使ってください(先に使うと閉じ込めてしまいます)。塞ぐ前に、2〜3日続けて夕方の出入りがないことを確かめ、7〜8月には塞がないでください(ガイドの手順)。
興研 ハイラック350
④清掃・消毒|防じんマスク
国家検定に合格した区分DS2の使い捨て式防じんマスク(第TM339号)です。粒子捕集効率は95.0%以上(NaCl粒子)です。フンを湿らせて回収するときなど、粉じんを吸い込まないための防護に使います。
カタログの使用限度時間(13時間)を守ってください。素手で触らず、厚手の手袋・長袖も一緒に着けます(ガイドの手順)。
屋根裏に群れが住みついている、2階の外壁や屋根まわりに出入り口がある――そんなときは、無理をせず業者に現地調査・見積もりを頼んでください(無料で見積もる業者も多くあります)。地域と害獣の種類から対応できる業者を探すなら、害獣・害虫駆除業者 検索が便利です。
捕獲・殺傷は禁止——法律と自治体の対応

部屋に1匹入ってきたら、捕まえて外に出してもいいの?

コウモリは許可なく捕まえることも殺すこともできません。部屋に入ったときは照明を消して窓を開け、出ていくのを待ちましょう。

市役所に頼めば、追い出してくれるのかな?

役所が作業を代行する制度はほぼありません。自治体の情報を参考に自分で追い出し・封鎖するか、業者に任せるかの二択です。
無許可の捕獲・殺傷は「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」
コウモリは鳥獣保護管理法の対象です。環境省は環境大臣または都道府県知事の許可を得るか、狩猟者登録を受けた場合以外、鳥獣の捕獲は原則として禁止とし、違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処されると明記しています。コウモリは狩猟鳥獣でもないため、個人が捕まえる・殺す方法は事実上ありません。
一方で、忌避剤や光で追い出すこと、出ていった後に隙間を塞ぐことは捕獲にあたらず、許可は不要です。自治体の案内もこの「追い出し+封鎖」を前提にしています。
出典:環境省「野生鳥獣の違法捕獲の防止」/環境省「狩猟制度の概要」
自治体は「捕獲・駆除を行わない」——自分の管理地は自分で防除
朝倉市は「市では捕獲、駆除等は行っていません。ご自身の管理地は、ご自身で防除する対応が必要です」と明記し、専門業者の紹介に応じるとしています。前橋市は追い出しと封鎖の具体的な方法を案内しています。他の自治体も同様で、コウモリについて役所が作業を代行する制度はほぼありません。相談窓口は区市町村の環境担当課で、東京都なら環境局の鳥獣保護管理担当(23区は計画課、多摩部は多摩環境事務所)です。
出典:朝倉市環境課「コウモリについてのお知らせ」/前橋市「コウモリについて」/東京都環境局「野生鳥獣との接し方について」
自治体の案内例
| 自治体 | 内容 | 条件・注意 |
|---|---|---|
| 朝倉市(福岡県) | 市は捕獲・駆除を行わない。自分の管理地は自分で防除。希望すれば専門業者を紹介(有料) | 素手で触らない。捕獲は法律違反 |
| 前橋市(群馬県) | 追い出し(忌避スプレー・燻煙剤)と封鎖(パテ・シーリング・金網・防鳥ネット)の方法を案内 | 出産は7月頃、冬眠は11〜3月。時期に注意 |
| 東京都 | 野生鳥獣の相談窓口を案内(環境局計画課/多摩環境事務所) | 捕獲・殺傷・飼育は禁止。違反は1年以下の懲役または100万円以下の罰金 |
つまりコウモリ対策は、自治体の情報を参考に自分で追い出し・封鎖するか、業者に任せるかの二択です。高所の封鎖が必要なら、最初から無料調査を使って範囲と総額を確かめるのが無駄がありません。
出典:各自治体の公式サイト(2026年9月時点)
コウモリ駆除の費用相場と内訳
コウモリ駆除の料金は、住み着いている場所と侵入口の数によって大きく変わります。
業者に依頼する場合、追い出し+簡易的な封鎖なら約3万〜10万円、全侵入口の封鎖とフン清掃・消毒まで行うと約10万〜30万円が一般的な目安です。
※実際の見積りは、侵入口の数・ねぐらの場所(屋根裏か外壁か)・フン汚染の範囲・高所作業の足場の要否などで増減します。
| 被害の程度 | 主な作業内容 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 現地調査・見積もり | 被害状況の確認・侵入口の特定 | 無料の業者が多い |
| 軽度 | 追い出し+侵入口の簡易封鎖(1〜2箇所) | 約3万〜10万円 |
| 中度 | 追い出し+全侵入口の封鎖+フン清掃・消毒 | 約10万〜30万円 |
| 重度 | 大規模な封鎖+高所足場+清掃・消毒・断熱材交換 | 約30万〜50万円 |
※ 料金相場は被害状況・建物条件により前後します。正確な金額は現地調査での見積もりをご確認ください。
内訳——「何にいくら」で総額が決まる
相場の幅が大きいのは、次の項目のどこまで必要かが現場ごとに違うためです。見積もりは必ずこの内訳で確認しましょう。
| 項目 | 内容 | 費用を左右する要因 |
|---|---|---|
| 現地調査・見積もり | 出入り口の特定・ねぐらの場所と規模の確認 | 無料の業者が多い |
| 追い出し | 忌避剤・燻煙・機材による退去。時期の見極めを含む | 群れの規模・ねぐらの数 |
| 侵入口の封鎖 | 金網・パンチングメタル・シーリングでの施工 | 箇所数と高所作業(足場の要否) |
| 清掃・消毒 | フン回収・殺菌・ダニ駆除・消臭 | 堆積量と範囲(放置期間が長いほど広い) |
| 断熱材の交換 | 屋根裏の汚損した断熱材の入れ替え | 屋根裏に入られたかどうか |
| 再発防止保証 | 保証期間中の再侵入時の再施工 | 年数と対象範囲で差が出る |

費用が上がる3つの要因
- 2階以上の外壁・屋根に出入り口がある:足場やロープが必要になると別途費用。コウモリ駆除で最も差が出る項目
- 外壁の目地など侵入口が多い:サイディングの継ぎ目全体を処理する必要があると箇所数が増える
- 放置期間が長い:フンの堆積が増え、屋根裏に入られていれば断熱材交換まで必要
見積りチェックポイント
- 料金体系:「一式いくら」か、封鎖1箇所ごとの加算か。高所作業費が含まれるか
- 時期の提案:適期(4〜6月・9〜10月)を踏まえたスケジュールになっているか。子育て期に塞ぐ提案は要注意
- 清掃・消毒の範囲:どこまで含まれるか。断熱材交換は別見積りになりやすい
- 保証:再侵入時に無料で再施工か、保証年数と対象範囲
- 相見積もり:現地調査が無料の業者2〜3社で総額と保証条件を並べる
PR費用の目安が分かったら、まずは無料見積もりで比べる
再発防止と長期保証を重視する方におすすめ
1
ハウスプロテクト見積もりで提示害獣の種類・被害状況・建物の面積で決まる対応関東6都県・関西6府県・東海4県・岡山・広島・島根など保証最長10年(築年数・施工内容で変動)・保証期間中は無償で点検・補修調査無料(現場調査・見積もり・出張費0円)自社施工と長い再発保証を重視する方におすすめ
2
駆除ザウルス見積もりで提示家の規模・被害状況で決まる。施工完了後の支払い対応全国(北海道・沖縄県・四国を除く)保証最長10年の再発保証(ネズミは最長5年。動物の種類・建物の状態で異なり、対象外の場合は契約前に説明)調査無料(現地調査は原則無料。生息確認のみは有料)清掃・消毒込みの料金を重視する方におすすめ
3
害獣駆除110番28,600円(税込)〜駆除・殺菌消毒・清掃込み対応全国保証最長10年(対応エリア・加盟店・現場の状況により異なる)調査無料
※ 料金は各社が公表している最低価格です。実際の総額は被害状況・施工範囲により変わるため、見積もりで確認してください。
駆除業者の選び方
紹介型と自社施工型の違いを知っておく
| 紹介型(加盟店を手配) | 自社施工型 | |
|---|---|---|
| 仕組み | 全国の加盟業者から近くの業者を手配 | 自社スタッフが調査から施工まで担当 |
| 強み | 24時間受付・全国対応・上場企業運営の例も | 施工品質が一定・保証内容が明確(最長10年など) |
| 注意点 | 施工品質は加盟業者次第。現地の業者名を確認する | 対応エリアに制約がある場合がある |
| 向く人 | とにかく早く来てほしい・地方在住 | 保証と再発防止を重視・複数社で比べたい |
当サイトの地域記事では、この2タイプを同じ項目で並べて比較しています。どちらが上ということではなく、状況によって向き不向きがある、というのが実際に比較してきた結論です。
保証年数と「再侵入時の条件」を比べる
コウモリは前年のねぐらに戻る習性があるため、封鎖の精度と耐久性がそのまま結果に出ます。保証年数を明示している業者ほど、封鎖施工への自信の表れと読めます。年数だけでなく、再侵入時に無料で再施工するのか、対象は同じ箇所だけか建物全体か、高所の再施工も含むかまで確認してください。
避けたい業者のサイン
- 現地調査をせずに電話だけで総額を言い切る
- 「今日契約すれば」と即決を迫る
- 内訳を出さず「一式」の金額しか提示しない
- 7〜8月や冬眠期に「すぐ塞ぎましょう」と提案する(時期の知識がない)
- 「捕獲して駆除します」と説明する(法律違反の可能性)
- 保証の条件を書面にしない
お住まいの地域で業者を比較する
当サイトでは都道府県ごとに、コウモリ駆除に対応する業者を「料金・保証・対応エリア・支払い方法」の同じ項目で5社ずつ比較しています。全国対応の業者と地域密着の業者を並べているので、見積もりを取る前の目安にしてください。
- 宮城でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 福島でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 岩手でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 青森でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 山形でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 東京でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 神奈川でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 埼玉でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 千葉でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 茨城でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 栃木でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 群馬でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 愛知でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 静岡でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 岐阜でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 三重でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 新潟でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 大阪でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 兵庫でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 京都でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 奈良でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 滋賀でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 和歌山でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 広島でおすすめのコウモリ駆除業者5選
- 岡山でおすすめのコウモリ駆除業者5選
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- 熊本でおすすめのコウモリ駆除業者5選
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コウモリ駆除に関する「よくある質問」
【まとめ】コウモリ駆除で失敗しないために

黒いフンで見分けて、季節を選んで追い出し→封鎖→清掃だね!

そのとおりです。冬に気づいたら準備に充てて、高所の出入り口は業者に任せてください。
コウモリ対策の要点は3つです。①正体を確かめる(5mmの崩れる黒いフン・夕方の飛翔・外壁の黒ずみ)、②時期を選ぶ(4〜6月・9〜10月)。7〜8月は塞がない、冬は準備に充てる、③捕獲はできないので「追い出し→1cm基準で全封鎖→清掃」を、高所は業者に任せる。
自治体は捕獲・駆除を行わないため、自分でやるか業者に頼むかの二択です。地域ごとの業者比較は下のリンクから確認できます。
※ 本記事の相場・制度の情報は 2026年10月 時点のものです。自治体の対応や制度は年度で変わることがあるため、最新はお住まいの区市町村にご確認ください。
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